極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



「そっか、小松さんに応援して欲しかったんだけど、嫌ならまぁしゃーないか」



「嫌だなんて言ってないよ」 



不貞腐れた顔をされたら、こっちが酷いことをしてるみたい。相馬君ファンに呼び出されないか、内心ヒヤヒヤしてる。



ほら今だって『なんであんな地味子が相馬君に構ってもらってるわけ?』って顔で女子たちに見られてる。



返事に困っていたら、救世主、蘭ちゃんが間に入ってくれた。



「紗知は今絶好調なんだから、相馬君こそ応援してあげなよ」



親友、蘭ちゃんは私のよき理解者。
創作に没頭しているときは、声をかけないをモットーにしてくれるほど私を応援してくれてる。



こんなに失礼で自分勝手な私なんかと仲良くしてくれる、数少ない友人なの。
 


大人な意見が言える蘭ちゃんにそう言われたせいで、相馬君も考え直してくれたみたい。



「あー、それは確かに。邪魔してごめんね。絵ができたらアップしてよ、俺小松さんのイラスト好きだから」



「うん。いつも見てくれてありがとう」



相馬君は手をひらひら振って、爽やかに楽しげなみんなの輪のなかに帰っていった。