極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



その日の夜にテレビ通話でナツ君にもコンタクトデビューの報告をした。



「これから眼鏡の卒業式をします」



『なにそれ。いやその瞬間見ていいの?』



笑って吹き出していたけど、ナツ君はすぐに複雑そうな表情になった。



前に裸を見られるより恥ずかしいなんて言ったことがあったからかな。
そんなの大昔の話なのに。



「ちょっとメイクもしてるんだよ」



すっと眼鏡を外したら、間髪入れずに「めっちゃかわいい」と言われて赤面。



こっちはクールを装ってるのに、なんでそういうことを恥ずかし気もなく言えるのかな。



『でもそれあざとすぎない?』



ナツ君は急に居心地悪そうな顔をしだした。



「そうかな?」



『それ、俺と会うときだけにすれば? 学校には眼鏡で。ジャージも脱がないで』



春が過ぎたら夏なのにジャージなんかもう履かないよ。



「蘭ちゃんともう水着を買いに行く約束してるんだけど」



そう言ったら即答で付いていく、と言われたから丁重にお断りしておいた。