開演のベルが鳴って2時間後。
映画主題歌が流れて、静かにエンドロールが流れていくのをぼやけた視界で観てた。
三人とも号泣。
厚手のハンカチを持ってきててよかった。会場からもすすり泣きが聞こえてくる。
「映画はやっぱりエンドロールで余韻に浸れるのがいいよね」
涙を拭きながらぽつりと呟いた蘭ちゃんの意見に相馬君と私はひたすら頷く。
キャストの名前があっという間に流れ、今度は制作陣が流れていく。
カメラ、照明、音声、衣装、メイク、美術、音楽、特効、CG、編集、企画、プロデューサー、スポンサーや地元の市役所まで。
撮影が始まって、作品になるまでに関わった人たちの名前がどんどん流れていく。



