念のため部屋に鍵をかけて、部屋のすみにうずくまった。 三角座りで膝に顔を埋めたら、なんだか自分もナツ君の匂いがしてるし、もうほんとに居場所がない。 だって着てるものもシャンプーも、よくよく考えたら何もかもナツ君と一緒だ。 服なんてダブダブで、ナツ君のサイズまでわかっちゃう。 スウェットの上だけで充分なくらい私はチビで、ナツ君は焦がれるほどに大きい。 「歯ブラシ買い忘れたろ? ここに置いとくから」 またナツ君に呼ばれる。 ……歯磨きはしたい。