極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛


お昼ご飯を食べるのも忘れて、ずーっと読み耽ってしまった。
でも過去を懐かしむのはもうこれでおしまいにするつもり。



あの日駅のホームでうなだれてたみっともない自分には、もう戻らない。



自分の知らないところで密かに努力して、キラキラな姿で目の前に現れたナツ君。あの時はそれを妬んで僻んだだけだった。



だけど今はナツ君のいない毎日のなかで、できることを頑張ってみようって思ってる。



そしていつかまた再会できたとき、微笑みかけてもらえるような自分になってたい。



全部の手紙と、鍵付きノート。
デートの思い出が詰まったキーホルダーを箱に入れて深呼吸をした。



ナツ君好きだよ。
キラキラも意地悪も強引なところも甘々で優しいところも、今もまだ好きで仕方ないよ。



だからその後ろ姿を思い描くね。
ナツ君の背中がこれ以上離れていかないように、追いていかれないように、ゆっくり私らしく、前に進むよ。