極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛




久しぶりに私たちの時間が合う日。
帰ってきたナツ君は部屋中あちこちで私の名前を呼んで探し回っていた。



そんなにお腹すいたの?
そんなわけないか。
だからこそ気まずいな。
それに呼ばれても……今お風呂だから返事しにくくて。



お湯に浸かりながらナツ君と真於君のドラマを見てた。
いろんなことを考えすぎてしまって頭のなかがパンパンになって、だから現実逃避したくて。



はぁ。
ため息が出るほど二人とも綺麗だな。
ドラマの世界にいつまでもうっとりしてたい。でもそれを止めてナツ君に電話した。



「おかえりなさい。今お風呂なのでご飯はもうちょっと待っててもらえると助かります」



恥ずかしくてなぜか小声。
今日はお姉ちゃんは飲み会でいないし、変に緊張してしまう。



『ごめん。ゆっくり入って。てか俺も一緒に入っていい?』


ん? とんでもないことを言い出したけど冗談だよね。



「そっ、それは無理。絶対来ないでね!」



はっきり言ったら
『風呂上がりのすっぴん大好きなんだけど、いっぱいキスしていいってことだよね』
だって。



冗談なのか本気なのかわからないけど、いつものナツ君らしくて逆にほっとしてしまう。恥ずかしすぎて、返事に困った。



……でもね、なんども深呼吸をした。
今日は、伝えなきゃいけないことがあるから。