極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



「あのっ、私にはナツ君にご飯を食べさせるという大事な使命があるので……」


「飼育委員かよ」


「いろいろ考えて作ってるんだからちゃんとご飯食べて行ってね」



どさくさ紛れにベッドから出ようとしたのにやっぱり逃がしてもらえなくて、また向き合う形に収まった。



「ここから出ていいって誰が言った? キスがまだだろ」



せめて、服を着させてください。
じゃないと……。

 

「待って、お願い……」
  

「いやだ、待たない」



オオカミみたいに迫ってくるくせに、ほっぺに優しくちゅ、なんて。



大事にされてるって実感が、すれ違ってた時間も言えなかった不安も焦りも、みるみる溶かしていってくれる。



「ナツ君あのね……きょ、今日も好きだよっ!」



昨日言えなかったこと、勇気を出してぶつけるみたいに言ってみた。



でも言わなきゃよかった。こんな格好だからいつも全身真っ赤になってることがバレちゃった。



「そんな格好で言うなって。こっちはめちゃくちゃ我慢してんのに……早く服着て」



そう言って背中を向けてくれたから、大急ぎで服を着ようとした。



でもまたその途中で甘々なキス。
ナツ君は待てない性格なんだ。