なんて乙女モードになってたのに、ナツ君はやっぱりただでは終わらなかった。
「やっぱ俺で隠してあげる」
服は投げ捨てられて、毛布まで奪われて、片手だけで簡単に押し倒されて……。
「すげーいい眺め」
いつもマウントとってくる。
私を見下ろす柔らかな微笑み。
頬にかかる髪。
潤んだ瞳。
全てから目が離せなくなる。
羞恥心もなくなるほどだよ。
絵なんか描けなくなったくせに、脊髄反射でラフにしたいと思ってしまう。
「ナツ君……そこのノート取って?」
「どういう神経してんだよ。 襲うぞ」
「何でも描いていいって言ったくせに」
はぐらかして逃げようって魂胆、どうかバレないで欲しい。
それにもうこんな時間。



