そして翌朝。
「おはよ」
目を覚ましたら、隣に満足そうに微笑むナツ君がいた。
うそ。寝坊した……。
マネージャー業はほとんど辞めたけど、起こすことくらいはしてあげたかったのに。
(寝起きの顔なんか見られたくないっていうのもある)
「俺ってそんなに体温高い?」
「ん、どうして?」
そうだ、昨日はいろいろ考え事してて眠れなくて……なんていいながらぐっすり寝たみたいだな。
だけど、あれ?
「なにこれ……」
「なんもしてないよ。紗知が勝手に脱いだんだろ」
咄嗟に自分の肩を抱いた。
す、素肌……?
血の気が引いていく。
これ、無意識に脱いだってことだよね。キャミソールを着てるのがせめてもの救いだけど。
慌ててどこに行ったかわからないパジャマを探す……どこなの~、お願い出てきて!
「何してんの。服ならここだけど?」
「きゃー、意地悪!」
「着せてやるからこっち来て」
横たわったまま肘をついて、空いた手で人のパジャマを高々と掲げないでよ。楽しそうにくるくる回さないで~。



