極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



「俺は仕事が辛くて折れそうなとき、紗知からの手紙何度も読み返してたよ」



「そ、そうなの?」



何それ。不意打ちで新情報来ちゃった。


「いちごミルクの匂いがするペンで書いたってやつ、届いたとき何の匂いもしなくて笑えた。キラキラして何書いてんだか読めないやつも、マークシートみたいなのあてなきゃいけないやつも」



「うわ、そんなの忘れてたのに」



「暗黒異世界からの手紙だって真っ黒な封筒できたやつも、花柄もぶさかわキャラも、切手張り忘れてんのも全部……今も、ちゃんと……持って……」



す、すごい。
もう半分寝てるのに執念で言葉を絞り出している。
でも、今の話ほんとう?



だってナツ君が言ってたやつ、ほんとに全部私が出したイタイ手紙のことだった。



小学生から中学生の間に送った、今となっては奪い返したいほどの黒歴史。