いい雰囲気のなかほんとに申し訳ない。でもごめん、蘭ちゃん助けて~。
そう思いながら二人のいるテーブルに戻った。
「紗知どうしたの、震えてない?」
「これ見て、これ」
「スマホがどうかした?」
相馬君が私からスマホを取り上げて、蘭ちゃんとひとつの画面を覗き込んだ。
「……小松さん、バズってんね」
相馬君が見てはいけないものを見てしまった、というような声を上げた。
「誰か有名人にいいねされたんじゃない?」
勘のいい蘭ちゃんはその誰かを、すぐに突き止めてくれた。
「やばいよ、みんな落ち着いて聞いて。なんと……あのruruさんがいいねしてる!!!!」
三人のなかに落ち着いていられた人なんて、どこにもいなかった。



