「まだ無名の頃に有名な人と付き合ってたんだけど、バレてスキャンダルになって。それで名前が売れてた彼がバッシング受けちゃったことがあって……」
世間から好き放題言われて、彼の仕事をダメにしてしまったこと。
今はもう自分の力で立ち上がってる人だけど、何も考えずに浮かれてたあの頃の自分のことをすごく後悔してるってこと。
噛み締めるように話してくれた麻凛ちゃんの、一言一言の全てが胸に刺さった。
「つらいこと思い出させてごめんね。自分の何気ない行動がナツ君のお仕事や将来に影響するなんて、深く考えたことなかったかもしれない。教えてくれてありがとう」
私はなんともなくても、知名度の高いナツ君のダメージはとてつもなく大きくなるはず。



