むしろ、どんどん自分を嫌いになっていったんじゃないかな。私なら自分がやってしまったことを、きっと後悔する。だから麻凛ちゃんも今ここにいるんだ。
落ち着いて、ゆっくり深呼吸した。
「……すっごく頭に来てるし、正直に言うと麻凛ちゃんを許せるかわからない。でもちゃんと謝ってくれたし、ナツ君とすれ違ったりしなかったからもういいよ。それに麻凛ちゃんてすごいって思っちゃったしね」
「何言ってるの? 私、ただの性格ブスだよ」
「そんなことないよ。あんな気持ちを抱えたままお仕事を頑張るなんて、私にはできないから」
苦しんでることも傷ついてることも、周りに知られないように、今まで必死に隠し通してきたんだよね。
だけどどうしようもできない気持ちだってあって、いちばん呑気そうな私にぶつけてしまっただけだ。



