「ほんとに最低なことしたって反省してる。一佳君は真於に私のこと泣かすなってずっと言ってくれたみたいで、それでやっと誤解が解けてどうにか仲直りできたの」
花束で顔を隠して泣き出してしまった。
「じゃあ、私が苦しかったことって、麻凛ちゃんの苦しみと同じだったってこと?」
「そうだよ、あんなつらい気持ちにさせてごめんね」
「そんなのひどい、ひどすぎるよ……」
怒りがじわじわと、ふつふつと込み上げてくる。麻凛ちゃんのこと、許せそうにないよ。
顔も見たくない。
拳を握って立ち上がって、もうこのまま帰ろうかと思った。
だけど、わかる部分もある。
私にどれだけ意地悪したって麻凛ちゃんのつらい気持ちはなくならなかったはず。



