二人で話したいからと、麻凛ちゃんは真於君を追い出した。
ちょうど出番が来てスタッフさんに呼ばれたからタイミングがよかったんだけど、真於君から麻凛ちゃんへの公開告白を聞かされて、こっちは何事かとずっとそわそわしてる。
「あの、何がどうなってるの?」
クランクアップおめでとうございます。お疲れ様でした、って言おうと思ってたのに、よくわからない展開になってしまった。
「紗知ちゃん、今まで意地悪いっぱいしてほんとにごめんなさい!」
麻凛ちゃんは花束を抱えたまま頭をぐぐっとさげた。
「クランクアップしたら紗知ちゃんに意地悪したこと、ちゃんと謝ろうと思ってたの。一佳君にも責められたし……」
「えっ、ナツ君がなんで」
現場の雰囲気が悪くなるから、意地悪されてたことはずっと黙ってようって心に決めてたのに。
麻凛ちゃんは申し訳なさそうに、どうしてあんなことをしたのかを話し始めた。



