ということがあってね、と。
できるだけコンパクトに、恥ずかしすぎるところはだいぶ控えめに話し終えた。
蘭ちゃんは目をきゅるきゅるに潤ませて「私もそういう恋がしたい!」
と悶える。
スクバにつけたキーホルダーも「いいなぁ、かわいい、ピュアすぎだしセンスある~」って、べた褒めしてくれた。
「ほんと、毎日が夢みたいで」
魂が抜けていくみたいなため息が出るし、地に足がついてない。
ずっとぽわわーんてしてる。
「そうだよね、だって紗知の彼氏は女子の憧れを詰め込んだみたいな人だもん。遊び人の顔だけ男子に弄ばれたことは早く忘れなきゃね」
蘭ちゃんは席替えして近くの席になってしまった相馬君をギロリと睨んだ。
だけど相馬君はあの後すごく反省したみたいで、ちゃんと頭を下げてくれたんだ。
私のことを可愛いと思ってたのは事実だし、だけど自由にならなくて苛立ったのも事実だし、趣味が合うのも嬉しかったって。
だけど理性しょぼくてごめんって言うから、怒るどころか赤面したくらい。



