「公園デート、すげー嬉しかった」
「それは私も……」
あのささやかな時間をデートって思ってくれてたんだ。嬉しい、恥ずかしい、顔熱いのスリーコンボ来た。
「実はあの頃、花かんむりを作るのが上手かったのは紗知を喜ばせたくてめちゃめちゃ練習したからなんだ」
「そうなの? 知らなかった……」
こっちの反応を楽しんでるみたいな、いたずらな笑顔でみつめられて、ときめきが溢れだす。
「ずっと座り込んでたせいで蜂に刺されたこと思い出した」
「そんなことあったんだね」
10年越しに知る衝撃の事実。
まさか、あの花かんむりが努力の末の結果だったなんて。



