「どっちも紗知にあげる」
「いいの? ありがとう! 大事に取っときたいからキーホルダーにしてもいい?」
「いいけど、そんなことできんの?」
「うん。簡単だよ」
部屋に戻って、ハンドメイド用のボックスを持ってきた。
自分は身に付けないくせに手作りは大好きで、今までも簡単なペンダントやイヤリングなら作ったことがあったから。
クローバーをレジンで固めてあの日の素敵な思い出ごと、ここに閉じ込めてしまおうって思ったんだ。
だって君たちはナツ君がみつけた冬の日の奇跡。大事にコーティングするからね。って意気込んだ。



