つられて空を見上げたら、真っ暗な空に花が咲いたみたいに白い点がぽつぽつと現れた。 風がないからか、ゆっくりと私たちの方へと降りてくる。 「わ、雪……」 「お、マジで来た」 「もしかしてわかってたの? ナツ君すごい……」 視界一面に雪のシャワー。 ゆっくりふわふわと髪に肩に降りてくる。 「見て! 手乗り初雪。手袋の上ならしばらく溶けないね」 うわ……やってしまった。子供みたいにはしゃいでしまった。 恥ずかしくなって手のひらをひっこめようとしたのに。