「ほんとにやめて、こんなの嫌だ」
「あんまりピュアすぎるのもよくないよ? 煽ってるとしか思えない」
「ゲームかなんかのつもり? 人のことバカにしてそんなに面白い?」
「そんなことしてるつもりないよ、小松さんのことが好きって伝えたじゃん」
「正しくはお気に入りでしょ、暇潰し相手でしょ?」
「それは人聞き悪いって」
同じ暇潰しでもおもちゃでも、ナツ君は大事に扱ってくれた。同じゲームでも、ナツ君はいつだって私の気持ちを大事にしてくれた。
同じ自分勝手でも、嫌がることは何一つしなかった。逃げ場所も答えも、ちゃんと私に委ねてくれてた。
「相馬君とはやっぱり付き合えない。あの写真消してよ。一佳君に迷惑がかかるんだよ、お願い」
「わかってないね、小松さんに選択権はないんだよ。でもいいよ、ここでキスできたらね」
相馬君って、いつもこんなふうに遊んでたの? 最低。



