「蘭ちゃんたぶんね、ナツ君のことを好きでいるのやめたいって思ってしまう日が来ると思うんだ。だってナツ君は青山一佳なんだもん」
芸能人だし、彼女いるし、遊んでる。そんな人だってわかってるのに、なんでこんなに好きなんだろう。
まるで中毒みたい。
「どうしたらナツ君のこと嫌いになれると思う?」
蘭ちゃんなら答えをくれると思ってたのになぜか私より先にべそをかいてしてしまった。
「だよね、こんなの辛いに決まってるよね。好きになる度に苦しくなってくのに、いつも正論ばっかで紗知の気持ちに全然寄り添ってあげられてなかった、ごめんね」
「なんで謝るの? 蘭ちゃんはいつも優しいし大好きな親友だよ。こっちこそいつも泣きついてごめん。私のために泣いてくれてありがとう」
相馬君の告白が、ナツ君と真っ向から向き合うためのきっかけになるなんて思わなかった。
「ほんとはもうマネージャーも限界なんだ。ナツ君のこと忘れたい」
放課後、しんとした教室で抱き合って蘭ちゃんと2人でいっぱい泣いちゃった。



