「そんなわけないじゃん。今だけマネージャーの真似事みたいなのをしてるだけ。幼なじみだから私って彼にとっての子どもの頃の思い出のスイッチみたいなものなんだよ。疲れたら誰だって楽しかった思い出のなかに逃げたくなるでしょ?」
「それにしては俺へのマウントすごかったよね、圧倒されたくらいには」
男子二人が言うことってまるで一緒。マウントとかこっちはどうでもいいのに。
「あいつともし何かあるんなら早めに手を切った方がいい。小松さんは遊ばれてるだけだよ」
雷に打たれたような衝撃が走った。
だって、その通りだったから。
「小松さんはそれでいいの? 女の子を泣かせてきて後悔してるからこそ、俺は今こういうことが言えるようになったんだけど」
相馬君の言葉には説得力がありすぎた。
つい最近、現場で麻凛ちゃんに会った時に言われたことまで思い出してしまった。



