極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



行ったこともないスポッチャに何時間拘束されるんだろうと身構えていたら、彼が行きたがった先はマイナーな雑誌や漫画なんかの品揃えも豊富なおしゃれな雑貨屋さんだった。




私も好きでしょっちゅう蘭ちゃんと来てる、ときめくものがいっぱいのお店。




予約したまま買いに行けてなかった物を取りに行きたいんだって。
その代金を支払ったら解放してくれるのかな。お金が足りるといいけど。




でも相馬君が予約していたものを見てそんな不安はどこかへ行ってしまった。



だってそれが、私もつい先日お迎えしたばかりの神絵師ruru様の作品集だったから。




初回特典でポストカード、ランダム三種ついてるやつ。コンプリートしたくておかわりするか迷ってたの!




「2180円だよね、払います。払わせてください」



商品がレジを通過する前に税込料金を手にしていた私を見て、相馬君は笑いだした。



「もしかして小松さんも持ってる? いや、好きなんじゃないかなとは思ってたけど……俺らやっぱ趣味合うね」



相馬君も彼女のファンだったなんて知らなかった。
彼はまさかの、同担様だった。