極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛



そして放課後。
念のための安静ということで、相馬君は部活を休むことに。



早く帰って、そして病院に行って欲しい。



強くそう念じていたのに彼はいつもの掴みどころのないにこにこ笑顔で私の席まで来た。



「小松さん、デートしよ」



彼のその一言に、教室の女子たちがざわついた。
もう生きた心地がしない。
まさかお詫びのデートが当日なんて思ってなかったんだもん。



蘭ちゃんに昼休みに相談したら
『借りなら早めに返してフラットな関係に戻さないと今後ゆすられるかもしれない』
と言われて渋々一緒に教室を出ることになった。



終わった……私の平和な学校生活は終わってしまった。



だってルックスも抜群、バスケ部の主軸、すれ違う女子たちがみんな振り返るような人の隣を歩いてるんだもん。


 

私みたいな地味な子に妬く子はいないとしても、彼のことを好きな女の子にとっては気分のいいものじゃない。



背中に
『借りを返しているだけです。この後いろいろ奢らされるだけです』
そう書いたものを貼っておきたいくらいだった。