「ね、小松さんの手って冷たい?」
「まぁ、どちらかというと冷え性だけど、でもなんで?」
「ちょっと貸して」
ベッドに腰かけた相馬君はそう言いながら私の手を取った。
ナツ君のせいでだいぶ免疫力ができていると思ったけど、特に仲良くもない相馬君にされたらものすごく緊張した。
「冷やしてよ」
返事もしてないのに勝手に自分のおでこに手を持ってかれた。
「あー、気持ちいい」
「あの貸すのは構わないんだけどなんというか……」
もごもごしていたら、反対の手が腰に回ってぐいっと引き寄せられた。
私が見下ろす形で、ぴたっと向き合う姿勢になって心臓は急発進。
「ひ、ひぇぇ、近いよ相馬君!」
「それがいいんじゃん。やっぱ反応かわいいし、華奢だよね」
一軍男子、怖い。
やっぱ、無理かも……。



