でもその15分後、シャワーから戻ってきたナツ君を見たらそんなことは言ってられなくなった。
だってこれ、ほんとに無料で見ていいもの?
雑誌なんかはやっぱり別世界のものだから割りきれる。でも今ここにいるのはオフすぎる青山一佳だった。
濡れ髪も香りも部屋着もあまりにナチュラルで、いつもにはない彼氏感がありすぎて。
水飲むだけの仕草に見とれてしまうのは、私が意識しすぎてるだけ?
「はぁ、ふぅ~、はぁ」
「何悶えてんの?」
「ち、違うよ、息を整えて……うわぁ、近くに来ないで~!」
やめてよ~、そのいい匂いをまたもらってしまったら、相馬君がチェックしに来るに決まってるんだから。



