極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛


「まだ起きてたんだ? ごめん、電池切れた」



「おかえり。仕事と勉強の両立って大変なんだね」



「別に。眠い時に寝るってだけ。特技」



「道端はやめてね? ナツ君大きいから運んであげられない」



本気で心配したらナツ君は私の顔を見てふふっ、て笑った。



「玄関に布団って……紗知らしくてたまんなくなるからマジでやめて」



頭を抱えてうつむいて……なんで笑うの? 風邪引いて欲しくなかっただけなのに。



「なんか観てた? え、俺のやつ?」



布団を抱えてリビングに行くと、ドラマが3話の後半なのを確認してからナツ君は少し困った顔をした。



「紗知、無理してない?」


「まさか、映画も面白かったよ」


「ならいいけど」


頭をなでなでされる。
くぅ、これに弱い。



「まだ寝ないなら一緒に観る? 新米マネさんに知ってて欲しいこともあるし」


「……うん、わかった」 



ナツ君がうちに来てだいぶ過ぎたけど、こうやって深夜に起きていて顔を合わせるのは初めて。


ちょっとドキドキしてしまう自分をぱちん、と叩いた。


マネージャーに徹すると決めたんだからドラマの内容をちゃんと頭に入れないと。