――…陽だまりが、レースカーテンの間からほのかに差し込んでいる。



「伊織、大好き」

「…それだけ?」

「…え…?」

「俺は愛してるんだけどな」

「ふふっ」

「紗和からも聞きたいんだけどなー?」



ふたり一緒の世界は

甘い秘めごとから始まった。



そして



「愛してるよ、伊織」



これからもずっと、続いていくんだ――…。




彼と彼女の甘い秘めごと

*完結*