「はぁ、、、。」
目を大きくしてこの部屋を見渡した。回り
にサイレンの音が鳴り響いている。それ
も、この大きさは1台ではないだろう。悪夢
が始まってから14年、警察やパトカーを見
たことは何度もあったが、ここまで近いの
は初めてだ。
「おい!」
「は。」
あの人が、階段をドンドンと踏み鳴らして
降りてくる。足音から、怒りが伝わってく
る。
バーン
あの人が鬼のような形相をして、扉を蹴り
開けた。
「なぜだ!いつの間に奴らはここを知ったん
だ!お前、一体何をした!?」
あの人が胸ぐらを掴んで、罵声を浴びせ
た。美樹子は息を呑んだ。

