隠された日記

「もうそろそろだわ、心の準備は出来

た?」

ゆゆはその人を見つめる。力になりたい

が、もししくじったらどうしよう。この人

は、私の事を普通の中学生とは思っていな

いのかも。

「わ、私、、あなたが思っているよう

な者ではないかもしれません。」

「大丈夫。忘れないで、私はいつでも必要

と感じたらあなたを守る。」

その人の、振り返ったまっすぐな視線が突

き刺さる。

「実は、これまでもずっと、そうだったの

よ。」

「え?」

「ふふ、あなたは14歳、私は15歳、、」

「は、はい、、」

たくさん意味深な事を言っているこの人

は、どうして今更私の年齢を聞くのだろ

う。

見ると、その人は、少しも悲しげな目をし

ている。

「あなたは、今の時期をどうか大切にして

ね、私をのようにはならないで。」

♪ビビーーー♪

その時、バスが止まった。

「じゃあ、ここで。」

その人は席から立ち上がる。

ゆゆは焦った。






「え、待って、もう行っちゃうの、紗矢さ

ん、、、!」

すると、紗矢さんはゆっくり振り向いた。

そして、その端正な顔立ちで少し微笑ん

だ、、、気がした。