隠された日記

「って事は、、」

読み終わり、ゆゆは顔を上げた。

「紗矢さんはその、一緒に誘拐されてた美

樹子さんを脱出させようとして、出来なく

て見つかって、殺されたの、かしら、、」

「そうかもしれない、、日記を読むと、紗

矢さんは今までも犯人の清水って人を怒ら

せて、弱ってたみたいだし、、」

もう紗矢さんが生きている可能性は低い。

ただでさえ、これは14年も前につけられた

日記なのだ。

それでも、紗矢さんは一体何を考えていた

のか、、どうやって犯人のカメラを避け、

美樹子さんを外に、、

もう、犯人逮捕に役立つ日記は届け、自分

に出来るだけの事はしたと思ったが、何故

か、誘拐から14年目の日のあの夢を見た時

から、自分は、紗矢さんの考えていた事を

全て理解したいという気がした。たとえ犯

人逮捕に関係無くても。それに、これは紗

矢さんが、最後の力を振り絞ってやった事

だ。そのギリギリのタイミングで、何があ

ったのか、詳しく知りたい。