隠された日記

「あ、あの子が、誘拐?そんなばかな、、」

珠美の手から受話器が離れた。

すると、辰雄が電話に駆け寄り、受話器を

取った。

「もしもし、警察の方、あいつは、今向こ

うの山奥地帯の西側の外れの村にいます。

今住所を伝えます。えっと、、、、」

辰雄は、住所をゆっくりはっきり伝えた。

「ありがとうございました。それでは失

礼、、」

「待って!捕まえる前に、またあの子に会え

るの?」

珠美が口を挟む。

「もちろんです。急な事を言ってすみませ

ん。受け止められないかもしれませんが、

どうか。」