プルルルル♪
電話が鳴り響いた。
「お父さん、良いですよ、私が出ます。」
清水珠美は、腰を抑えて電話の前に進み出
た。
「はい、もしもし。」
「突然すみません。警察です。」
「えぇ!!警察の方?!」
珠美は、もう何年か出していないような大
きな声を出した。近くにいる夫、清水辰雄
も驚いている。
「一体どういった御用件で、、」
「時間がございませんので、単刀直入に申
し上げます。息子さんの清水康則さんは、
14年前の大塚紗矢さん誘拐事件に関わって
いる可能性が非常に高いです。息子さんが
今どこに住んでいるのか教えていただけま
すか?」
それを聞くと、珠美は腰を抜かした。

