「ゆゆ、入ったら、自分の荷物だけ持って、2階

の寝室に上がって。」

「分かった、お母さん。」

言われた通り、階段を見つけて2階に上がる。

(寝室?ここかな?) 

あがってすぐ右にあったやや広い部屋にはいる。

まだ何も家具は無く、窓から日差しが綺麗に差し

ているだけだった。

すると、正面の壁の右下に、何やら数字が書かれ

ているのに気がついた。

「1486?何なんだろう?」

(何だか気味悪いなぁ。消そうかな?)

ゆゆは荷物を置いて、その場にしゃがみこんだ。

すると、たちまち、(消さない方が良い)と思

えてくるのだった。

(どうしたの?何だか、、、消せない、、、)