「突然、呼び出してすみません。この人

は、全てを話してくれるそうで、、そうよ

ね?」

その場にいたみんなの視線がソファーで俯

いている男に注がれる。

不思議だった。男の頼りない表情を見る

と、まるで美樹子さんの方が犯人より年上

のお姉さんに見えてきた。一体何があった

のだろうか。

「分かった。あんた達に全て話すよ。」

「みんなには安全を保障するって、約束し

てくれる?何があっても手は出さないわよ

ね?」

「ああ。」

そう言って、犯人は顔を上げた。少し悪人

みがある、細長い顔。

ゆゆは、じっくり話を、、聞かないといけ

ない気がして、一度目を閉じた。そして、

男が言う言葉1つ1つを、頭の中で描き始

めた、、、、、、、、、、、、、、