誠実が階段から居なくなって、
私は部屋に戻るとふたりから散々責められた…。



『どこにいたの?』

『誠実のいる部屋だよ…』

『だって…阿佐くんや悠樹くんいるじゃない?』

『悠樹は私と会ってたからね。阿佐くんは分からないんだけど……。で…?で?どうなったの?』

『付き合いはじめたの! 改めて告白された』

『えっ?嘘ー?』


本当だよ…
嘘じゃないよ…。



『付き合いはじめたの』

『じゃあ…。また…?』

『また…してきましたっ♪ 後悔してないからね。』




誠実とのこと、
すべて話せたよ…望奈や番長には。




『好きなんだね…。
誠実くん…変わったなぁー…』



本当に誠実は変わった…。



気持ちは嘘じゃなく、
本当の愛を感じた……