何はともあれ、
明日天気になれ…なんて可愛いことを願う俺。




明日の海のことを考えるとワクワクするから、
眠りにつけない俺がいる。



中学1年の時に光里を好きになってから…4年が過ぎ去り少しずつ大人になる光里を毎日のように見てきた。





次の日の海…


遠くには悠樹たちがいることで、
砂浜には光里とふたりきり。



隣には、
ビキニ姿の光里が座っていてドキドキが隠せない俺は確かにいた。



『可愛いなぁ。いつも可愛いけど…今日はマジ可愛い』

『もう、嫌だぁ』



照れてしまったからか、
打ち返す波を見つめている光里。



『海に入ろう?』

『私、泳げないんだよね。だから無理なの…』