本当に浮かれてしまうって、
恋してる証拠なんだよな……



夜になって、
光里から貰えたチョコレートをゆっくり食べる俺は幸せだなぁって思っていた。



手作りじゃん…

めっちゃ美味しいじゃん…





言うことないくらい幸せを実感しながらも、
卒業が近くまで来ていることを身に染みて感じる。



高校受験、
残りは公立高校だけが残っているし…
光里と同じ高校を受験出来るなら…


馬鹿な考えでしかなかった俺は、
それでも良かった。



近くにいたい…
近くにいられるのならば…