中学3年生になってしまったのを実感しながら新しい教室に入る。


新しい教室…新しい机…新しい友達…
何もかもが新鮮だった。


教室が3階から2階になり、
上級生になったことを実感しつつ。


『光里…久しぶりだけどまた同じクラスか?』

『日向くんっ♪ またぁ?よろしくね。』



そう言っていたのは印象にあるけど悪気があったわけじゃない…


特別な存在に変わってきてしまうのを実感しているからだったと思う。



2年生の終わりには名字で呼ばれていたのに…名前を呼び捨てに変わっているよね…



3年間、同じクラス…
好きな人だっただけに喜びはひどかった。




3年生になり、
進路指導や部活…それはそれは嫌だった。


合唱コンクールや文化祭…
バレンタインデー…
そういう時間が懐かしくもある。




このクラス、どうなんだろう?

今を思えば…



楽しくいられて、
変わるきっかけだったと思う中学3年生…