『うっ…気持ち悪い……』



そうだ。


光里自身の体調が優れずに、
婦人科医について行ったところ。



『診察します…』



俺はロビーに待ってたけど、
30分後…



『とわださん…診察室にお入り下さい』



光里はひとりで診察室に入っていく先、
看護師さんたちの動きが慌ただしくなっていた。




1時間ほどして、
病院に現れたのは光里のお母さんだった。



そう……呼ばれたんだ。




『誠実くん……。妊娠しちゃったわよ、光里…』



何でか…笑顔だったよな、光里のお母さん。



『すみません…。俺……』

『いっしょに考えましょう』





光里は2週目に入っていて、
10月には父親になってしまった俺。