光里の後ろから抱きしめ、
再びプロポーズしていた…



『誠実。ありがとう』

『ずっとずっと好きだった…。これからも…』



とは言え、季節はまだ冬…


春になりつつある中、
やっぱり風は冷たく…波の音も穏やかではない。



そんな海にふたりは石段に寝そべる馬鹿モノ…。

でも…幸せ。

それを噛みしめつつ…。



『寒いんだけど…』


冬の海はやっぱり風が強く吹いて強い…


ただでさえ寒がりな光里は身が縮こまっている…。




『車乗ろう』

『ああーっ…寒かったぁ〜』



しかし、この時…幸せからか身体の関係に至った。



『もう良いよ…ねぇ…幸せ…すぎて…こわいよ…』

『もっと幸せにするんだ…』

『充分すぎるよ、幸せだよー…』