22歳になって、
ふたりは会えるわけではなかった。



会えるわけではなく…
会うことすらないまま時は過ぎ去ろうとするばかり。




彼女は俺の元を去る決断をし、
親友と付き合い始めた。


彼氏の友達からの告白に揺れてしまう私は、
揺れに揺れ付き合い始めた。



アパートも変わったみたいで、
ふたりが連れだって歩く姿も見た事だってある。



ひとりで実家に帰る日には決まって誠実の実家の前を通ってしまっていた。





アイツら…うまく行ってるんだろうな。


誠実…元気かな。




しかし、
光里と阿佐は5か月して引き裂かれるようになってしまう……



大好きだった人が一瞬で、
短い生涯を閉じたとき…
生きる希望を失った私がいる。




そんな気力や笑顔が見れなくなった光里。



そんな私を助けてくれるのは…


間違いもなく再び現れたあの人でした__