私は20歳になり、
成人式を迎える年になってしまった。
成人式…もっともっと遅いって思っていたのに…率直な感想だった。
成人式が終わると、
高校の時の同窓会がある会場へと足を運んでみる。
病気もあって、
好きな相手に別れを告げてしまった相手に会う。
誠実のことは、
別れた直後からもずっと後悔して来た。
ちょっとやそっとのことで揺らぐことなんてない、そんなふうに思っていた誠実が揺らいだとき…
失望と落胆が重なってしまった。
気になってしまった相手のことを、
周りにも聞いたことだってある。
『誠実は同窓会には参加するの?』
『誠実は元気?』
気にしてばかりいるせいで、
自分からはさすがに動けない。
変わろうとまでして離れてしまった責任。
大好きで、
愛してくれた相手だっただけに……
声もかけられない私は後悔するしかなかった。
『光里…誠実くんが同窓会に来るって。
お互いにまだ想いあってる…。
今だね…』
成人式を迎える年になってしまった。
成人式…もっともっと遅いって思っていたのに…率直な感想だった。
成人式が終わると、
高校の時の同窓会がある会場へと足を運んでみる。
病気もあって、
好きな相手に別れを告げてしまった相手に会う。
誠実のことは、
別れた直後からもずっと後悔して来た。
ちょっとやそっとのことで揺らぐことなんてない、そんなふうに思っていた誠実が揺らいだとき…
失望と落胆が重なってしまった。
気になってしまった相手のことを、
周りにも聞いたことだってある。
『誠実は同窓会には参加するの?』
『誠実は元気?』
気にしてばかりいるせいで、
自分からはさすがに動けない。
変わろうとまでして離れてしまった責任。
大好きで、
愛してくれた相手だっただけに……
声もかけられない私は後悔するしかなかった。
『光里…誠実くんが同窓会に来るって。
お互いにまだ想いあってる…。
今だね…』