俺の至らなさが理由で、
光里は俺の側を離れてしまう。



『もういい…私たち別れましょう』



最後にしたあの電話から、
後悔するばかりで…悔やむばかりだった。



光里は…どうしているんだろう。


時間さえあればあるほど、
考えてしまう。



出来るなら、
あの頃に戻りたい…


俺の至らなさが理由なのに、
それが理由で離れていった彼女を求めてしまう。




そんな日…


『同窓会しよう』


って…番長からの連絡に反応。



光里が来なければ、
俺は行く気にはならない…。




『同窓会…、光里って参加なんけ?それだけ教えてよ』

『光里、来るよ♪
誠実くん…おいでよー。
光里も同じ事を聞いてきたからね。
ふたり、運命の相手だね(笑)。
離れてはいけなかったね(笑)』