来てくれたの…?


どういう風にしてわかったのか、
いまだに知らない私。



そして、
眠っていた時…一番苦しんでいる時だった。



幻聴かも知れない…


数人が病棟の前で話す声だけは聞こえる。




こんな時にさえ思うんだよね、
誠実に会いたい…だなんて。



去年のクリスマスは…
本当に幸せだったなーって。

あの日に還りたいって。





眠っていた時、
ちょっとした違和感を手先や頭に感じる。


『光里っ♪ 光里っ♪』



その声によって眼を覚ました私…


誠実……


『せいじ…せいじ…』




私が大好きな彼が…
私の大好きな彼が目の前にいる。



こんな弱くなっている姿を見せたくなかったのに……ごめんね。



悠樹くんや望奈や阿佐くん、番長たちも一緒に来ていた。