『俺は切実に考える。
学生結婚だけはしないようにするけど…いつかは叶えたい。
光里が好きだから♪』

『誠実っ♪ ロマンチストだよね。
でも嬉しいよ。私…今、一番幸せだから…ありがとう…誠実っ…ありがと…』




彼は私をお姫様抱っこをして、
グルグル回してしまっている…



『目周る…ヤバ…やめて……』

『世界一、幸せにしてやるよ、光里っ♪』



誠実が思う気持ちが切実に伝わってしまって、泣いちゃった…。



こんなに幸せだと、
このあとがちょっとだけ怖くもなる…



光り輝くイルミネーションの下、
外の空気は冷たくて手はかじかむけど心は温かい。



クリスマスは言うことないくらいの充実感に浸ってしまっていた…。