阿佐くんと歩いていくことが一番幸せなんだ…そう思えるようになった。




『マジ?考えておくわ。
誠実みたいに…旅行とか行けないけどごめん』

『大丈夫』



誠実は誠実…

阿佐くんは阿佐くんだよ……。






『いつか結婚しよう……』

『うん…。航ちゃん、大好き……』



そう約束した日もあったのに。

あれはお別れの日だった…



阿佐くんとの生きる道を志していた私にくれた、
幸せな気持ち。



阿佐くんと一緒になりたいってずーっと願ったばかりにいたのに、
引き裂かれるだなんて。




誠実をフってまで考えていた考え…


結婚を考えての付き合い…
前向きに考えていた私は苦渋の決断だった。