詩集『心ゆくままに』



       『戯言ライフ』



心が死んだ時の飯の不味さは異物でしかなくて

吐き気と気持ち悪さがたまらないんだ

何も受け付けない

全てを拒絶してるみたいに

君のいない世界を無意味だと感じている

身体が怠くてやる気が起きない

そもそも生きる気なんてさらさらないんだよ

灰になりたい

この手で呼吸を止めてしまいたい

そんな事も考えたっけな

他人に理解を求めない

ひとつも期待などしていない

ただ地べたを這いずってまだ声を上げているだけなんだ

誰にも届かない声を

悲しみや孤独や絶望をこの枯らした声で叫んでいるんだよ

無様に生きて呼吸しているんだよ

枯れない涙に頬を濡らして

何度も拭いてはまだ生きるなんて戯言を吐いていくんだ