『願い』
今僕が泣いているのは1人になってしまったからじゃなくて
ただ君との美しい思い出の眩しさに耐えられていないだけなんだよ
それは寂しいよ
悲しいよ
辛いよ
でもそれだけじゃ泣かないけど
勝手に涙が溢れてきたらどうしようもないじゃないか
どちらかと言えば不自由なく好き勝手幸せに生きているけれど
あの日の出来事を僕は一生笑えない
本当は生きる気力なんかない癖に生きると自分に言い聞かせて生きて
好きな音楽と好きな人の歌をオトモにやり過ごして
無様に藻掻いてる
君からの言葉「最後までありがとう」なんて聞きたくなかったな
まだ一緒に生きていたかった
お星様にもお月様にも毎日願っていたんだよ
こんな一生で一度のお願いも聞き届けてくれなかったな
僕の命で君がこの世界にいられたなら僕は喜んで差し出すのに
そんな君がもういないから僕は命の使い方が解らなくなってしまったんだよ
毎日泣いて過ごしているけれど
切に想うのはこの涙が途切れませんように
君のことを死んでも忘れませんように
君の唯一の家族は僕で 僕の唯一の家族は君なのだから
