『君と僕と幽霊』
まるで昨日のことのように蘇る君との記憶
君との出来事は幸せなもので溢れている
毎日通っていたけれど
君を個室に独りぼっちにさせていたことを酷く後悔している
君にしてあげられなかったこと もし僕が死んでも死に切れないほど後悔している
もし君が生きてくれるなら喜んで命を捧げよう
笑って死んであげるよ
だけどもしそうしてしまったら君は死ぬほど辛い思いをしてしまう
それだけが心配なのさ
こんな話をしても時は戻らない
この世の全てである君は帰って来ない
現在でも天国でも極楽浄土でも来世でも魂が一緒にいるけれど
心の中に一生居てくれるけど
この手が君の小さな手を覚えている
この腕が君の抱き心地を覚えている
その温もりと感触を
眠りについたら夢で君と出会ってそのまま目が覚めなければいいのにな
朝起きたら僕は幽霊になっていて
君と一緒に居られたらそれでいいんだよ
そこには綺麗な花が沢山咲いているといいね
